2012年12月31日月曜日

今年の没ネタ2 胃がん撲滅プロジェクト番外 ピロリ菌でルーツ探し  


いよいよ今年も余すところあとわずかとなりました。

さて没ネタを紹介できるのもあと24時間を切りました。

紹介できる没ネタはこれで終わりです。
 
ピロリ菌の遺伝子を調べることによって、ピロリ菌とともに祖先がたどってきた道をさぐることが出きるという話です。

ピロリ菌で祖先がわかるなんてすごい話で、反対に除菌しちゃうとその情報が消えてしまいます。人類のたどった道を調べるにはピロリ菌には居てほしいですが、病原性となることを考えると消えて欲しいという、ちょっと複雑なはなしです。

紹介しきれずに没となってしまったのですが、ピロリ菌も少しは人の役にたつところもあるというはなしでした。

この話はまだまだ深いことが隠れていそうなんで、引き続きフォローさせていただきます。



近所の柿畑


2012年12月30日日曜日

今年の没ネタ1 TPP問題


今年の没ネタを振り返ってみたいと思います。
没ネタとは、実際題だけで止まってしまったり、
内容のほとんどを書いたけども、公開するに至らなかったネタです。
没ネタなんで、基本的には退屈なものかもしれませんが、
しばしおつきあい下さい。

今年のはじめに、TPP問題に関して書いたものです。
そのときは民主党政権がまだまだ維持されると信じて疑わず、
安倍首相が再登場するとは夢にも思っていなかったときのものです。

どちらの政権でも、TPPは推進されるのでしょうが、
経済中心の大きな波がこないことを願うばかりです。

ニューズウイーク日本版を読んで、概略がわかりました。

アメリカ側からみたTPPの目的ですが、
行き詰まった経済をアジアの市場開放で何とか切り開きたいという思惑があるようです。
日本も安全保障と、同様に経済的な問題で、
この船に乗り遅れると将来に悔恨を残すというところで、
国内の農業や医療を犠牲にしてでも参加しておきたいというところでしょうか。

現在の産業、経済の状態をみると、農業は詳しくないのでここでは触れずにおかさせていただきますが、医療に関しては、新しい日本の産業の中心に向かわせようと、
規制緩和の方向にシフトしていく可能性が高いとおもいます。

新たなビジネスチャンスが増えるのは良いことだと思いますが、
世界一を維持している保険制度をなんとか守り抜く方策を考える必要があるようです。

歳末の風景

2012年12月24日月曜日

戦場のメリークリスマス(メリクリ、Mr.ピロリ)

クリスマスと絡めて、除菌の戦場をまんがにしてみました。

でも、キャラクターは先日のピロリ菌発見ものがたりのパクリです。
ごめんなさい。
http://pakuncho.blogspot.jp/2012/12/blog-post.html

登場キャラクターを紹介します。

茶色の槍をもっているのが、抗生物質のクラリスロマイシン(C)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%B3

消防士は胃酸を抑えるプロトンポンプインヒビター(P)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%97%E9%98%BB%E5%AE%B3%E8%96%AC

銃を持っているのは抗生物質のアモキシシリン(A)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A2%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%B3

左下のほうきを持っているのはガゼイ菌の(LG21)

左上が胃の壁からあぶり出されてたたかれているピロリ菌です。


表題もパクリで申し訳ないので、坂本龍一の曲を貼付けておきます。



メリークリスマス、ミスターピロリ。

年末年始休診のお知らせ

雪のちらつく、寒いクリスマスイブになりましたね。

皆様楽しく過ごされていますでしょうか?

12月28日金曜は午前中のみ、
年明けは1月5日から診療を開始させていただきます。

ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。

大原野から東に向かって撮った写真です。
のどかな田んぼの風景ですが、近くは沓掛ICから大山崎
方向に道路工事の真っ最中です。



2012年12月22日土曜日

れんの羊羹

石川のおばちゃんかられんの羊羹をいただきました。

以前ご紹介した加賀の山代温泉にあるお店です。
http://pakuncho.blogspot.jp/2011/07/blog-post_03.html

甘味のことは詳しくないのですが、甘味のお好きな方にはたまらないお味のようです。

機会がありましたら、ご賞味ください。

れんの羊羹
http://www.yorunoume.com/history/index.html


2012年12月17日月曜日

ちっちゃなクリスマス

選挙が終わってクリスマスまであと
1週間あまりとなりましたね。
クリスマスに特別イベントがあるわけではないのですが、
ちょっとクリスマス気分になれるかなと思って、
殺風景な診察室のパソコンのモニターに
余っていたシールを張ってみました。

患者さん、気がついてくれるかな?


2012年12月16日日曜日

選挙行きました?(京都ま冬のブックハンティング、カレーDiDi)

今日は衆議院議員の選挙でしたね。皆さん行かれました?

開票前から大勢は決まっていたようですね。

「えっ、この人が当選して、これだけ実績を積んできた人が落選?」

選挙の当落は入学試験に似ているところもありますね。

医療政策のマニフェストをみると、
躍進と言われている政党のものは
公明以外は弱者に厳しい内容のようです。

今回の選挙結果は不況が深刻ということも影響があるのでしょうか?

全体主義的な方向に走ることは避けたいものです。

冷静に今後の行方を見守りたいです。
叡電 出町柳駅で

京都ま冬のブックハンティングというイベントをネットを見つけて、
本屋めぐりしようと勇んで昨日、左京方面に向かいました。
http://hunting.kotobayo.tv/

残念ながら、仕事が終わってから向かったので、
マイナーな本屋さんの場所を確認しただけで、
実際の本屋さんめぐりは次回のお楽しみとなりました。

昔よくいったカレー屋さんのDiDiにひさしぶりにおじゃましました。
http://tabelog.com/kyoto/A2603/A260302/26001822/
「玄米か白米か?」って聞いてくれます。
迷わず玄米で、って言います。美味しい玄米です。

その後、店をでるとちょうど、同じならびにS民党候補者の選挙事務所があって、
候補者が選挙カーからおりて、支持者のおばちゃんと談笑されてました。

選挙では当選に至らなかったようですが、
そのときの表情はなんかすっきりされていました。


2012年12月12日水曜日

胃がん撲滅プロジェクト9 マーシャルさんのピロリ菌発見ものがたり

M社さんのご好意で、
ピロリ菌発見でノーベル賞を受賞したマーシャル博士の
ピロリ菌発見ものがたりのまんが本をいただきました。

まんがならではで,
とてもわかりやすく作っていただいております。

分けていただいた部数がわずかなので、
ご希望には沿えないかもしれませんが、
ご興味のあられる方は、私に教えて下さい。


2012年12月4日火曜日

PC トラブル 2012

どうもこの季節になると、コンピュータがぐずるようです。

8年目のサーバ用のパソコンです。

起動がうまく行きませんでしたが、
いろいろ教えていただいて何とか起動できました。

きっとほこりがたまっているだろうと、
仕事が終わってからカバーをあけると、あら大変。

サンタさんがでてきました!!

そんなわけないでよね。
思いっきりほこりの山でした。

お掃除したあと、
明日もうごきますようにとお祈りしておきました。


Yさんいつもありがとうございます。

2012年11月27日火曜日

日本辺境論(内田樹さん)とまんが

図書館で借りた内田樹さんの「日本辺境論」を流し読みしました。


流し読みなんで、本の批評は他のひとに譲るとして、
私には最後の章の「辺境人は日本語と共に」で、
まんがと日本語との深い関係を解説しているところが、
「なるほど」と膝を打つ内容でした。

この章では、漢字とかなという日本語の特徴を示したあと、
(かな・表音文字、漢字・表意文字。
表音文字は音声、表意文字は図像。
日本語は音声と図像を並行処理しながら
言語活動を行っている。)
日本の「まんが」の構造も
日本語に準じるものと解説されております。

まんがの「吹き出し」は「かな・音声」の役割を担い、
「絵」の部分は「漢字・図像」の役割を担っているそうです。

「絵」と「吹き出し」で高速、並行処理が可能となり、
内容の豊かな作品が生み出されるようです。

先日のブログのBD(べーでー)のところで、
日本まんがとバンド・デシネとの違いを無意識に質問したように、
まんがを高速処理する方法は自然に身についているようですね。

本を読んでも内容をなかなか再現できないのですが、
まんがは本に較べて比較的容易く再現できる。

まんが以外のことにも利用できたら良いなと思います。



こんな風景、まだ近所にあります。


2012年11月18日日曜日

紅葉撮った?(喫茶らくがき)

雨のあとの良いお天気になりましたね。
家の近所は風がピューピュー吹いて、冬の天気です。

家人からまたまた指令が出たので、
家の近所を自転車で一回りして撮って来ました。

雨のあとの景色って、
何かきらきら輝いて美しいですね。


喫茶らくがき

そうそう、京都市芸大向かいの喫茶らくがき、
コーヒーおすすめです。

http://tabelog.com/kyoto/A2604/A260401/26015426/dtlrvwlst/2062469/


2012年11月15日木曜日

虹でした、昨日です。3

急に寒くなりましたね。お風邪の方も急増しております。
空気が乾燥し、ウイルス性の疾患が流行る季節になりました。
身体を暖め、乾燥に気をつけてお過ごしください。

写真は昨日撮った虹です。いつも似た時間帯、同じ方角に見えます。虹の出やすい地理的な条件があるのでしょうね。


2012年11月12日月曜日

BD (べーでー)バンド・デシネ エマニュエル・ルバージュさん

来日しているフランスのBD作家のエマニュエル・ルバージュさんの講演会に参加してきました。
バンド・デシネ

ニカラグアの革命を題材にした作品「ムチャチョ」の邦訳発刊記念だったようです。

講演の中でアンガジュマンってでてきて。政治的な関わりをもつことを意図したわけではないと言われていたのですが、アンガジュマン「それなに?」って感じだったんですが、
英語のengagementのことだったのですね。

漫画を作り上げるステップや、子供のころにBD作家をめざし、同じ町に住んでた有名BD作家の手ほどきを受けられたエピソードを披露していただきました。即興で鉛筆と水彩絵の具で漫画を描いてみせてくれたり、充実した講演会でした。


最後はサイン会。一人一人順に描いてくれて、5分ほどの質問タイム付きでした。
1ページを5日ほどかけて描くということに驚いて、「量産体制の日本の漫画をどう思うか?」質問してみました。昔から日本の漫画に親しまれていたようで、「アキラ」や「ドラゴンボール」のページ数にはびっくりされたようです。1冊を30分〜1時間で読んでしまう自分に「BDをどのように親しんだら良いか?」聞いてみたら「1ページ1ページじっくり味わって欲しい。」と言われました。
映画でもコミックでも、お国柄ってあるようですね。
BDの裏表紙に描いてもらったサインです。
絵まで描いてくれたのが感激です。
名前を紙に書いて渡して、ニックネームと
H.pyloriって全然関係ないことまでサインしてもらいました。
「スパニッシュ系の名前だね」って、ピロリ菌はフランスでは
それほど有名ではないみたいですね。
最近亡くなったBD作家のメビウスの存在で初めて知ったBDの世界。もう30年以上前のことですが、これから日本でも少し広がって行きそうな気配です。


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2012年11月6日火曜日

紅葉してますね。

連休はいかがでしたか?
寝正月ならぬ、寝休日で1日は終わりました。
もう一日は庭木の剪定と言いたいところですが、
知り合いの方に剪定していただいた枝を
ゴミ袋に詰め込む作業をしてました。
おかげさまで、
何とか年の暮れを迎えられそうです。

京大桂坂キャンパスの紅葉なんですが、ちょっと暗いですね。

2012年11月3日土曜日

胃がん撲滅プロジェクト8 胃がんは本当に撲滅されるの?


連休ですね。
紅葉のシーズンでどこも混むとニュースでいってますね。
検診関係の発表予定があり、スライドづくりに励んでます。
その中で下のスライド2つを紹介させていただきます。

まず最初は、胃がんの死亡率が全年齢層において、
他の先進国と較べて際立って高いというものです。

データはWHOのもので、
出典を記さないといけないのですが、
すぐに示すことができなくて失礼します。作者様。

これによると先進国に較べて
トレンドが30−40年遅れているとのこと。
日本の高年齢層の高感染率や
ヨーロッパとは違ったアジア特有のピロリ菌感染
(東アジア型cagA蛋白産生)という条件の違いがあり、
直接は比較しにくいかもしれませんが、
このグラフをみて言えることは、
日本は胃がん死が多く、
より有効な対策をたてる必要があるということでしょうか。
cagA説明

塩分の高消費国ということで、日本とイタリア少し似てますね。
勝手にシナリオ作ってみました。
根絶の最終兵器はワクチンだと思うのですが、
まだ実用化されていないようですね。
実用化はそう遠くない将来であって欲しいですね。
ピロリ菌は幼児期に感染するといわれており、
若年の感染者を拾い上げ、フォロー、
適切な時期に除菌することが必要と思われます。

成人の感染者の対応が、
現在の胃がん検診と一致する部分になります。
胃がんの存在診断は内視鏡検査+生検病理診断以外に
現在の段階で選択肢はありません。
そこに至るまでの選別はX線検査であっても良いし、
ペプシノーゲン検査であっても良いようにおもいます。

高齢者層の胃がん死亡を減らすためには、
やはり適当な年齢で除菌治療を行っておくことが大事ですが、
除菌治療の保険上の制約で、
誰でも受けることができないことが、
足枷のひとつになっているようです。



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2012年10月19日金曜日

神泉苑2

台風の影響で強風が続きますね。
今日は用事で二条城周辺にやってきました。

すごく良い天気だったので、ひさしぶりに神泉苑の中に入らせていただきました。

苑はデイサービスの介護の方やおじいちゃん、おばあちゃんがゆっくりひなたぼっこ
されてました。

龍の頭が少しおもしろいですね。

帰りにちょっと歩いて三条商店街の前から行こうとおもっていた、カフェさらさ3でご飯をいただきました。ピザとコーヒーでしたが、美味しかったです。
http://www.cafe-sarasa.com/index.htm

神泉苑1
http://pakuncho.blogspot.jp/2011/05/blog-post.html


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2012年10月18日木曜日

虹でした2

こんばんは

今日は速攻で書かせていただきます。

台風が接近していたんですね。

雲も普段とは違う様子でした。

夕焼けを撮っていて、ふと反対側はみると・・・

思いがけず虹がでていました。

ブログで虹のことを書いたのがいつだったか調べてみると、約1年前でした。

この季節、見える確率がたかまるのでしょうか?

「虹でした」



周りは工事中の土地なので、虹が半円を描くようによく見えました。

どんどん秋が深まっていくのですね。

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2012年10月14日日曜日

北野町ものがたり 風見鶏の館

黄砂がとび始めてますね。
季節の変わり目でアレルギーの患者さんも多いように思います。

神戸の学会のついでに北野町に立ち寄ってみました。
北野町は小学生の時に4年間寄宿舎生活を送った場所です。
寄宿舎は偶然ですが、異人館ブームで有名になった「風見鶏の館」でした。
当時は「風見鶏の館」が有名になる前の時代で、
周りは普通の民家に囲まれたちょっと古い洋館という感じでした。
ただ、当時から風見鶏は目立つ存在だったようで、
週末には写生に訪れるひとをよくお見かけしました。

建物は1904年頃に建てられたそうです。

寄宿舎に入った当初は家に帰りたいと毎日思っておりましたが、
一生のなかでも貴重な時間を過ごせたと、
当時の親の年代になった今、感じております。

風見鶏の館

震災の影響があったようですが、神戸市がしっかり管理してくれています。
入館料があって、少し躊躇して結局入りませんでした。
維持費もあるし払って入れば良かったのですが、後悔しています。

周りにはお洒落な建物も多いですが、
少し空き室があるのが気になりました。

坂と山。天気もよく清々しい気分でした。

片道約2km弱の当時の通学路をたどってみました。
「風見鶏の館」周辺と違って、40数年前と大きな変わりなく、
学校周辺はさすがにちょっと迷いましたが、
無事たどり着けました。

この地域は当時からさまざま国のひとが居住しており、
異国情緒の漂う場所でした。

時代の移り変わりとともに外国の居住者も減っているそうで、
少し残念に思います。



大きな地図で見る


学校を撮ってみたのですが、放火騒ぎのあとでゆっくり写真を撮れませんでした。
孫文、ここにも来てたのですね。

学校のすぐ近くに患者さんがお世話になる甲状腺専門の隈病院があります。






2012年10月8日月曜日

ヤクルト VS LG21 胃がん撲滅プロジェクト番外

山中伸弥さん、ノーベル医学賞とられましたね。おめでとうございます!!

日本の医学生理学賞受賞は利根川進以来だったのですね。

今回は2005年にノーベル医学生理学賞の受賞の対象となったピロリ菌のはなしです。

先日、患者さんから良い話題をいただきました。
「ヤクルトでピロリ菌が消える」
といううわさを聞いたがほんとう?というものでした。

ヤクルトがピロリ菌に効果があるということが初耳だったので、ちょっと驚きでした。
その場では「それはあまり聞いたことがないので、正しくない情報かもしれません」とお答えしました。

でもよく考えてみると、ピロリ菌に対抗するヨーグルトとして開発されたMeijiのLG21もヨーグルトだし、ヤクルトにも似たはたらきがあるのかなー?
素朴な疑問がわいてきました。
ネットでちょっと調べてみました。

ラクト バチルス ガゼイ シロタ株(ヤクルト)

LG21

同じ系統の菌のようです。

LG21のみ服用していて、いったいどのくらいの割合で除菌できるかという疑問について、正しい答えをできるわけではないですが、文献を探してみると、小児で1年間服用し続けて、3割程度の除菌率を示しているものがありました。

乳酸菌自体、ピロリ菌に対抗する力があるようで、ヤクルトに効果がないということは断定できません。

ただ、効果があるという文献を探してみましたが、見つかりませんでした。

現在のところの答えとしては「ヤクルトをふくめた乳酸菌はピロリ菌に対抗するちからをもつようだが、服用を続けて消える確率はわずかで、プロバイオティクスのみでピロリ菌が除菌されることに大きな期待は持たない方が良い。」というところでしょうか。

間違っていたらごめんなさい。

LG21を除菌のときに薬と併用いただいて、副作用の低減や除菌率の上乗せ効果を期待して相談することも多く、ヤクルトもひょっとしたら同じような使い方で似た効果が期待できるかもしれんませんね。

ピロリ菌の宣伝のためのかぶりもの考えてみました。

2012年10月5日金曜日

休診のお知らせ 10月12日金 10月13日土

10月になりました。朝晩はめっきり涼しくなりましたが、昼間はまだまだ暑いですね。

10月12日金曜と10月13日土曜日は学会出席で休診とさせていただきます。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い申しあげます。


2012年9月30日日曜日

村上春樹さんのことば

台風がやってきて、相変わらず過ごしにくい天気が続きますね。

先日、新聞に村上春樹の領土問題に対するエッセーが載せられていました。
http://www.asahi.com/culture/update/0928/TKY201209270753.html

要約を載せたいのですが、要約も著作権に関わるということなので、解説のみ記させていただきます。

領土問題をきっかけに東アジアが急に不安定になってきていることに対しての警鐘として書かれたようです。

中国や韓国の人々との著作を通しての交流で「固有の文化圏」が形成されつつあることを実感され、領土問題は実務的に解決する問題だと確信されています。

民衆を煽動して紛争を起こそうとする行為を「安酒を煽って騒ぐ行為」にたとえ、理性を失って騒いでいる間は心地良いが、酔いがさめたあとは何も残らず、ただ頭痛がするだけだと蹴散らしています。

急速に全体主義に向かおうとする政治の変化がおこっている背景には、それぞれの国の経済状態が不安定になっていることがあるように思います。その結果起こる戦争のことを考えると、騒ぐのも民衆かもしれませんが、犠牲になるのもやはり民衆です。

安酒は簡単にあおれますし、あおりたくなる気持ちもよくわかります。
ただ、この安酒には不純物が混じっているのか、あおったあと頭痛ですめば良いのですが、命にかかわることもあるようです。
安酒をこらえて、時機がくるのを待つという気持ちも大事なようですね。
お酒が好きな方、たとえが悪くて失礼しました。お酒を中傷するつもりはありませんので、安心して美味しいお酒をお楽しみ下さい。
ちなみに、村上春樹さん、インターネットでみているとノーベル文学賞の候補にあがっているようですね。
神戸高校卒業とお聞きしたことがあったのですが、お父さんのお父さんは西山光明寺の住職さんだったのですね。
近くないひとですが親近感がわきます。


80歳代の叔父が「1Q84」を読んでいると知って、手にした村上本です。
積ん読になっていたんですが、引っ張りだしてきました。
作品に対する考えの変遷もわかり、
まずは「アンダーグラウンド」あたりから読んでみようかと思いました。

2012年9月28日金曜日

カメラの修理をしました

9月もおわりというのに。昼間は暑い日が続きますね。アレルギー関係の症状の方も多いように思います。

買って1年にも満たないカメラが故障して修理に出して、このたびめでたく治って戻って来ました。

故障中は古いカメラで撮っていたのですが、デジカメの進化は日進月歩ですね。

しばらく短いブログが続く予定です。

正面の花はハイビスカスだそうです。



2012年9月16日日曜日

進藤陽悟トリオ EMPATHY発売記念@京都ライブスポットラグ

蒸し暑く、過ごしにくい日が続きますね。
9月13日木曜日にHさんのご親戚の進藤陽悟さんの
ライブに行ってきました。
2年前のラグでのライブ初参加以来です。
ピアノの進藤さん、ベースの長谷川さん、ドラムの宇山さん、
結成して16年の熟練の演奏を聞かせていただきました。
進藤陽悟トリオ http://www.shindoyogo.com/


新しいアルバムEMPATHYの中の
収録曲を少し紹介させていただきます。

結核で早逝された瀧廉太郎の「憾」(うらみ)

三陸地震の犠牲者への追悼を込めた「凪の記憶」

中村八代の名曲「上を向いて歩こう」
世界の人々がEmpathy(共感)してきた曲
として収録されています。

勝手な解釈ですが、
ものはなかったけれど一人一人ががんばっていた明治の精神を振り返り、共助の精神を忘れず、世界から共感されるくにを目指しましょうというメッセージが込められているのでしょうか。
堅苦しいことは抜きにして、
いろいろなタイプの曲が収録されていて楽しめました。
(カーバーアートはお母様の作だそうです)

       

http://www.watchme.tv/v/?mid=9b7cd1a628c374ae0cbae31a83f7298d
http://www.watchme.tv/v/?mid=ff5f5e2ce61b0f814334c84f3982b770
インターネットでいろいろさがしてきてみました。お楽しみくださいね。

2012年8月26日日曜日

夏の祇園花見小路

土曜の夜の花見小路は観光のお客様で賑わってました。
写真だけで失礼しますが、雰囲気でていますでしょうか?





「手塚治虫少年の実像」を読んで

暑い日が続きますが、夏もあとわずですね。

今日は盆休み前に偶然図書館で手にした本の紹介です。
手塚治虫の小学校、(現大阪教育大学教育学部付属池田小学校)、中学校(現大阪府立北野高校)の同級生が書いた手塚治虫論です。残念ながら著者も故人となられており、亡くなられたあと出版されたようです。



面白くて、イッキに読んでしまいました。

裕福な家庭の子供としての生活の様子や、
学校ではいじめられっ子だったと後年周囲には語っていたそうですが、同級生からみたらそうでもなかったという内容など(本を読んだ印象では典型的ないじめられっ子ではないけれど、いじめられっ子の一亜型だったという感想をもちましたが)、兄弟のように過ごしていた同級生のはなしだけに「実像」とつくだけあって、リアル治虫を描いてくれております。

医専に入ったのが徴兵逃れだったことや、
蘭方医の曾祖父の話、
ベトナム戦争を契機としたデイズニー崇拝との決別、
壮絶な胃がんとのたたかいなど、
治虫を通して時代を物語ってくれています。

治虫の作品で
「陽だまりの樹」
「アドルフに告ぐ」
を手塚作品の到達点として特に詳しく紹介してもらっています。


とりあえずこの2作品を手元において、機会があったらまた紹介させていただきます。


2012年8月17日金曜日

戦争は続いている? 終戦記念日に考える。

 昨日は五山の送り火でしたね。

 一昨日は終戦記念日でしたが、この二つの出来事はなんの関わりもないのでしょうが、夏の終わりを感じさせる大きなイベントですね。

 日本にとっての終戦記念日は8月15日なんですが、連合国にとっての戦勝記念日は9月2日、韓国、北朝鮮にとっての対日戦勝記念日は8月15日だそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BE%E6%97%A5%E6%88%A6%E5%8B%9D%E8%A8%98%E5%BF%B5%E6%97%A5

 終戦記念日の前後に領土問題に関する事件などの報道がみられるのも、こういったことが関係しているのでしょうね。

 いろいろ問題があるとはいえ、今日の日本の繁栄は民間人、軍人をふくめ、たくさんの方々の犠牲の上に成り立っていることを再認識しております。

 今日は戦争を脳の反応という視点で考えてみました。

http://m.webry.info/at/charm/200911/article_14.htm?i=&p=&c=m&guid=on

 戦争とけんかが根本的に違うものかどうかは判りませんが、けんかは個人が基本単位ですが戦争は集団を基本単位とし、その利益を確保するための武力を用いた行為をさすようです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E4%BA%89#.E5.86.B7.E6.88.A6.E5.BE.8C

 戦争に向かわせる脳をうむ原動力は貧困、飢え、あるいは全体主義的な社会などの生活環境によるというはなしがでてきております。

 現在、過去の戦争を振り返ってみても、なるほどこれらのいくつかのポイントが重なりあうと戦争というかたちで現れるようです。

 戦後の日本は貧困、飢えを克服し、戦争がおこりにくい環境がかたちづくられてきました。しかし、 格差社会といわれる現代においては、いつまたそちらに逆戻りするかわからないという危険性ははらんでいるように思います。

 政治のことについては素人でよくわかりませんが、こちらもいつ全体主義に走るか判りません。

 終戦記念日に考えた結論は、人間の脳に戦争という考えを起こさせないことは現在のところまだまだ難しいということです。

 では、戦争を抑える方法を現在えらぶとしたら、貧困、飢え、全体主義を極力排除するということでしょうか。上記の3点は、川の流れのように、自然にしていると知らない間に流れやすい方向をしめしているようです。

 周辺国との関係にはまだまだ難しい問題が山積されているますが、戦争をおこさせないためには全体主義については内政干渉という意味で関与できませんが、残り2点を意識した外交を展開することが自国の利益につながるのではないでしょうか?

 かたい話題で失礼しました。







2012年8月12日日曜日

夏休み初日

夏休み帰省のピークのようで、道の混み方が尋常ではなかったようですね。
本日より夏休みをいただきまして、のんびりすごしていると言いたいところなんですが、そうできない事情がありまして、ばたばたしております。

ブログの更新がままならなかったのですが、この休みを利用して少し前進させていただけるかもしれません。普通のブロガーの反対ですかね?