父からの指令が入りました。
本を出せといわれても、本棚のあそこら辺という記憶はあるのですが、すぐに出す暇がなかったので、早速インターネットで検索しました。
黒川利雄
まさに今の胃がん検診を作った方です。1966年出版で28000円。コーヒーの値段は80円ぐらいだったそうで、今でいうとMacBookが買えそうな値段です。
今まで、さらっとしか中身をみたことはなかったのですが、改めて中身をチェックしてみました。X線写真と内視鏡写真、手術標本と病理診断の対比。現代では普通のことですが、当時はすごく斬新だったと思います。内視鏡のイラストも当然手書きですが、美しいです。
内視鏡も日本のものではなく、HIRSCHOWITZというグラスファイバーを用いた内視鏡をを使っていたり、現在は普通に行っている狙撃生検の元祖がでていたり、お宝といえるかどうかわかりませんが、とりあえず、大切にとっておきます。
この本が書かれた時代が、胃がん診断治療の黎明期だとしたら、ピロリ菌の発見を経て、現代は、進行がんの治療はいまだに難しいですが、成熟期にはいりつつあると思います。
本をながめていると、黒川先生も、「胃がん検診をどんどん進めて行きなさい。」と言っているようにおもいました。
「胃がん死を減らす。」ということが、今でも変わらぬ目標なので。
ちょっと休憩。うちの家庭の司書さんが、図書館で借りてきてくれました。
植草甚一さんの著作がこの年になってやっと面白いことがわかり、
植草さんの随筆を含む随筆集。
珈琲に興味のある方、一度読んでみて下さい。
同じシリーズで、中島らも編纂の「毒薬」も借りてきてくれましたが、
関係者であっても、ちょっときつい内容で、挫折しました。
また雲の写真をとってしまいました |
夏の雲、秋の雲、混じった状態なんでしょうか? |
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